今回から始まるつるちゃん研究員 @tsuru_chans のポッドキャストのリスナーを増やす方法!!
というタイトルの連載を始めてくれることになりました。
もしも、あなたがリスナーさんが増えなくて悩んでいる。多くの人に聞いてもらいたいと願っているのであればこの記事は必ずあなたのお役に立てます。
それではまいりましょう!!
目次
間違った努力をせずにリスナーさんを増やそう!
たいそれた題名になるのかもしれません。
というか僕の記事は、全部偉そうに語ってますが、ほぼ他人の受け売りです。
今後書くであろう情報はまだまだ沢山あるのですが、私自身はほとんど実践できていません。もはや私の個人的趣向は、自分のポッドキャストの反映よりも、日本にポッドキャストを根付かせることに偏っている困った状態なのです。
ただし、ポッドキャスト情報収集が趣味になってしまった私には、日本のポッドキャスターにとって有益な情報を、海外から輸入して紹介することができます。
このような場を設けてくれたミヤ教授に感謝しています。
さて、最も重要な課題である、リスナー数を増加させるためにできることについて、何回かに分けて紹介します。少なくとも、間違った努力をする心配はなくなりますよ。
そもそもPodcastって何だったっけ?
今回皆さんにお話することは、「そもそもポッドキャストって何だっけ?」という根本的な質問です。
ポッドキャストとはインターネット上における音声メディア。これは一つの定義でしょう。
でも、voicyやツイキャス等、様々な音声コンテンツの配信サービス、youtube等動画サービス上に置かれるラジオ配信と、ポッドキャストって何が違うと思いますか?
それは
ポッドキャスト番組は(本来は)完全にあなたのもの
だということです。
ポッドキャストを配信している皆さんは御存知ですが、始めるときの設定やら何やらが、結構大変だったはずです。この参入障壁のせいでポッドキャストは流行らないという意見もよく聞きます。
これは、自分でサーバーを用意して、音声ファイルを管理し、RSSフィードに載せて色んなディレクトリに配信されているから、面倒なのです。
他の音声サービスやyoutubeでは、自分の番組は自分のものではありません。そのサービスの持ち物になります。iTunesは、自分の商品を置いてくれる卸売業者に過ぎません。
つまり、ポッドキャスターとは、個人事業主、分かりやすく言うと小さな商店の社長で、ユーチューバーは大手企業の会社員なのです。
簡単に無料で配信できるサービス(多くはseesaaブログ、Anchor、radiotalkなど)を利用している場合、商品の在庫や発送を業務委託していることになります。(これらが潰れたときのリスクを管理するのは社長であるあなたの責任です)
大手企業ユーチューブの社員は、自分の仕事(コンテンツの作成)さえしていれば、広報や営業、経理、給与支払など全て行ってくれます。(あなたが会社員であれば、生産部門は営業や広報に比べ給与が低いことは知っていますね)
しかし、個人事業主である我々ポッドキャスターは、自分で営業して収益を稼ぎ、自分で広報してリスナー数を増やさなければなりません。
でもこれって、逆に凄いことなんですよ! だって能力さえあるのであれば、独立開業した方が儲かるなんて当たり前の話ですしね! 詳しくは後述します。
問題なのは、そんな個人事業主のおっさんが、どうやってリスナー数を集めるかというお話です。
「誰かのせいにするな!」
この言葉は、私のものではありません。しかし、「誰かのせいにするな」というありふれた文句は、あなたのポッドキャストをまさに今日のこの瞬間から成功に導くための魔法の言葉なのです。
あなたのポッドキャストが現状、どのような状態なのかは私には分かりません。
様々な不満があるのかもしれません。音質のこと、相方のこと、トークのこと、番組の方向性のこと、ジングル、ブログサービス、そしてiTunesへの不満。
その不満を、今すぐに消してください。
簡単です。全部の不満(やる気のない相方の性格についても、ポッドキャスト人口の少なさについても全部です)は、あなた自身に課せられた課題だということに、気づいてください。そして不満に思うことをやめて、解決する手段を考えてください。多くの場合、それらの不満は解決する必要もないことです。そのことに気付いてください。
難しいですか? いいえ、とても簡単なのです。今不満に思うことは全部あなたが悪いということに気付いてください。
社員のせいにする社長の会社が成功するでしょうか。競合他社のせいにする社長、銀行のせいにする社長、ましてや、自分の商品の売り場を提供してくれているサービスのせいにしている社長の会社が、どうして成功しましょうか。
そんな社畜根性ではポッドキャストは近いうちに死滅します。そういう自由競争のシステムなのです。
誰もあなたを叱りませんし、誰もあなたに教えてくれません。
リスナーが増えない?あなたのせいです。
収益化できない?あなたのせいです。
メンバーのやる気がない?もちろんあなたのせいです。
あなたは意図せずとも、独立開業した社長なのです。これはとても酷なことです。なぜなら、大きな野望があれば、ポッドキャストを選んでいるはずがないからです。
私もそうですが、ラジオごっこをしたいだけの人たちの集合体です。
しかし、本当にその気になったpodcasterが多数集まることで、アメリカでは一大産業にポッドキャストは成長しています。
アメリカのポッドキャストは、そのあたり、本気です。例えしょうもない無駄話のコメディポッドキャストであっても……。
不平を言うことをやめたとき、そのときに初めてあなたは、成功への道を第一歩、進み始めるのです。
あなたの敵は誰ですか?
あなたの敵は誰ですか?
SWOT分析は御存知でしょうか?
個人事業主なら当たり前にやっているはずのSWOT分析すら出来ていないのが、日本のポッドキャストの現状です。
あなたの番組の強み(S)は何でしょう。
「自分たちはただの雑談番組だから」という言葉はあなたの自尊心を守ってはくれますがそれ以上の意味はありません。
なぜならあなたはそれを、発信しているのですから。 「ただの雑談」というエンターテイメントをできる人が人気番組になります。
自分の強みが何であるかを、誰よりも長く、深く分析してみてください。それがあなたの番組を最高に面白いものにし、あなた自身が最も楽しくなれる方向なのです。
人気が出る番組、youtubeであっても、アメリカのポッドキャストであっても同じですが、須らく“価値”を生み出しています。 コメディであっても、雑談であっても、あなたが生み出せる価値とは一体何でしょうか?
数十万人~以上のリスナーを持つ素人ポッドキャストは、英語を、歴史を、社会を、製品を、専門知識を「学べる」「共有できる」という分かりやすい価値があります。
あなたの番組の脅威(T)、戦わなければならないのは、他のポッドキャスト番組ではありません。 残念ながら日本のポッドキャストはまだ、それほどの規模はありません。
全てのポッドキャストはあなたの番組にとっての機会(O)です。 音声コンテンツが将来、大きな市場規模を持つことは、もはや避けられない、近い未来に起こる事実です。
そのシェアを奪うのは、今群雄割拠している様々な音声配信アプリでしょうか? それとも、個人事業主の集まりであるポッドキャストでしょうか? 我々は、ポッドキャスト一丸となって、そのシェアを奪わなければなりません。 敵は、その他の音声サービスです。商店街の中で争っている内に巨大モールが他に出来てしまってはバカバカしいではありませんか? 我々ポッドキャスターは、強烈な機会(O)を所有しています。
なんと言っても、全てのスマホ(AndroidにもiPhoneにも)標準で装備されている、公式アプリがあるということ。
これは正直、あり得ない境遇です。
もし一企業がこのメリットを得ようと思えば、何億円支払っても難しいでしょう。 ラジオクラウドというアプリを作っても、アプリをなかなかダウンロードしてくれない。 様々な音声サービスベンチャーが出資を得て開発しても、アプリをダウンロードさせることが難しい。 我々は、既にそこを越えています。
では弱み(W)は何でしょう? それは、我々がそのことに無自覚だということです。 しかし、現在最大のメリットを保持しているのは、我々ポッドキャスターなのです。それなのに、日本では情報もなく、誰もそれを活かしていません。
我々が一丸となって本気を出せば、音声市場は、完全にポッドキャストが主導します。
これは、既にアメリカで起こっていることなのです。 決して夢物語ではありません。 そんな当たり前のことに納得したところで、肝心のリスナー数を増加させる具体的な方法についてはまた次回~
キャッチユーレーター
この記事を書いてくれた研究員
つるちゃん研究員@tsuru_chans
福岡市出身のポッドキャスト研究員。身寄りもなくふらふらとポッドキャスト村に迷い込み、空いた土地を耕して自給自足的生活を送る。節分の翌日に転がっていた大豆を集めていたところをprof.ミヤに拾われ、研究員となる。果樹の剪定が得意。
まとめ
つるちゃんの目指すところは、日本にポッドキャストを根付かせることよくわかりました。
そのためには、
- コンテンツの魅力を上げること
- プロモーションを効率的に行うこと
そして
正しい情報を共有すること
いつかその有志が集まってコミュニティを作り上げてポッドキャストがアングラからオーバーグラウンドに上がった時。どんな未来が私たちを待っていてくれるのかを考えるとワクワクします。
そんな正しい情報を共有出来る場所にポッドキャストラボ を成長させて行きます。
次回のつるちゃん研究員の連載をお楽しみに!!